クラスⅠ:心疾患はあるが身体活動に制約はなく、通常の労作では、疲労感、動悸、呼吸苦が生じない状態。競技スポーツも行うことができる。
クラスⅡ:身体活動に軽度の制約があり、安静時には苦痛はないが、通常の身体活動が、疲労感、動悸、呼吸苦を認める状態。軽いジョギングやレクリエーションゴルフはできるが、競技スポーツは苦しくてできない。
クラスⅢ:身体活動に高度の制約があり、安静時に苦痛はないが、通常以下の身体活動で、疲労感、動悸、呼吸苦を認める状態。自分のペースなら何とか家事を行ったり歩いたりすることはできる。
クラスⅣ:いかなる身体活動も苦痛を伴う状態。安静時にも疲労感や呼吸苦がある、または少しでも身体活動を行うと苦痛が増加する状態。
自分の心臓の状態を把握するうえで重要になるのが、「表れている自覚症状によって、生活制限をどの程度受けているのか」を見ることです。ニューヨーク・ハート・アソシエーション分類もそうですが、自覚症状を生活制限に置き換えて考えることで、より正確な判定につながります。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」