白血病と闘う池江璃花子はこれからどんな治療を受けるのか

池江璃花子(C)日刊ゲンダイ

「患者さんの白血球の型にマッチした兄弟姉妹、あるいは『骨髄バンク』に登録されているデータからドナーが選択されます。骨髄移植は超大量の抗がん剤と全身の放射線治療を行って白血球を消滅させた上で、提供者の骨髄が定着するまで約1カ月間かかります。投与される提供者の骨髄(移植片)にとっては、移植先である体は異物です。そのため、攻撃してしまう移植片対宿主病の合併症が起こることもあります」

 池江選手は高熱が続いたり、血が止まりにくいといった重い症状は現段階では出ていないという。仮に上記のような治療が行われるとすると、まだ体力がある段階で治療開始となるので、完治を期待したい。

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