人生の最期をわが家で…みとり経験者が次も自宅を選ぶ理由

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 長くお世話になっている病院の専門医がいたが、通うのがつらくなった。普段は在宅医療の医者に薬を出してもらい、半年に1回かかりつけ医のところに、としている人もいる。

「在宅医療は生活を支えるためにあります。在宅医、看護師、ケアマネジャーなど医療と介護のさまざまな専門職が関わります。自宅にいろんな人が来ることに最初は抵抗感を示す方もおられますが、徐々に信頼関係が生まれ、その方の人生観や価値観を理解しながら支えてくれる大切な仲間という認識に変化していくでしょう」

 どういう最期を迎えたいかは人それぞれ。自宅で過ごしたいと思うなら、ハナから「在宅医療は実現不可能」と決めつけないことだ。

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