松平健 若さの秘訣

2年前に持病の不整脈でカテーテル手術を経験しました

松平健(C)日刊ゲンダイ

 小学生の頃は、学校の近くの川で泳いでいた。

「学校のすぐ近くに豊川という全国的に見ても水質のいい川があり、幼い頃から吉田城(豊橋公園)の下でよく泳いでいました。健康優良児で小さい頃から風邪もあまりひかなかった。海がすぐ近くで、魚をたくさん食べていたことも健康になった秘訣かもしれません」

■母親の皿の上に魚はなかった

 ただし、家が貧しかった。自分の皿に焼き魚があっても、ふと母親の方を見ると魚が置かれていないこともあった。少年の頃の記憶として強く印象に残っている。

「どういう女性だったかというと、ひと言で表現するとしたら『忍』。朝から晩まで働きづめで、いつ寝ているかと思うほど。まさしく、『おしん』のような人でした。私が26歳の時に69歳で亡くなっていますから、もう40年になる。24歳で『暴れん坊将軍』の主役に抜擢されましたから2年くらいはテレビで見てもらえました。それが親孝行と言えば親孝行ですが、もう少し長生きしてくれたら、世界遺産などへ旅行にも連れて行ったりすることができたかもしれません……」

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松平健

松平健

1953年11月、愛知県豊橋市生まれ。7人きょうだいの末っ子。78年、24歳の若さで「暴れん坊将軍」の主役を務める。2004年に「マツケンサンバⅡ」が大ブレークし、NHK紅白出場。新曲「マツケン・アスレチカ」(徳間ジャパン)を発表。

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