「眼位」とは、黒目の位置のこと。正常の眼位は、両方の目が真っすぐ前を向いていて、片方の目を何かで覆っても、黒目の位置は動かない。
「内斜位」は、普段は両方の目が真っすぐ前を向いているが、何かで片方の目を覆うと、覆われた方の目が内側に寄る。
「外斜位」は、何かで片方の目を覆うと、覆われた方の目が外側にそれることをいう。
人は物を見るとき、眼球を内側に向ける「内直筋」や外側に向ける「外直筋」などの筋肉を使って、左右の目のピントを合わせている。近くを見るときは両方の目を内側に寄せて「寄り目」になる。スマホを見るときもこの状態だ。しかし、スマホ操作で長時間寄り目を続けていると、内直筋が凝り固まってしまう。すると、視線をスマホから離して遠くを見たときに、片方の目の寄り目が戻らず、両目の視線が一致しないため、物が二重に見える症状が出るのだ。
病気を近づけない体のメンテナンス