役に立つオモシロ医学論文

レジャー時間に運動する人はがんになりにくい?米で論文

1時間のサイクリングは8メッツの身体活動量(C)日刊ゲンダイ

 もちろん余暇時間の運動量が多い人は、そもそも健康であった可能性はあります。したがって、運動が直接的にがんのリスクを低下させているわけではないかもしれません。とはいえ、適度な運動はがんの危険因子である肥満予防にも効果的です。余暇活動を楽しみながら継続的な運動をすることが健康の秘訣かもしれません。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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