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赤血球が基準値以下で貧血やめまいが…何を食べればいい?

造血には鉄分が大事(C)日刊ゲンダイ

 赤血球の3分の1を占めるヘモグロビンは、グロビンと4個のヘムといわれる鉄分でできており、ヘモグロビンを造成するにはその「鉄分」の吸収も欠かせません。野菜、果物、イモ類などのビタミンCは鉄分吸収を高め、魚、レバー、豚肉、バナナ、サツマイモなどのビタミンB6、卵、牛乳などのビタミンB12は造血作用と同時に鉄の吸収を良くします。

 ほかにホウレンソウなどの緑黄色野菜、果物、豆類、レバーなどにある葉酸にも造血作用と鉄吸収を高める作用があり、アボカド、カキ、レバー、納豆などに含有する銅にも同様な作用があります。

(東邦大学名誉教授・東丸貴信)

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