みのもんた引退決意…年を取ると会話かみ合わなくなるナゼ

みのもんた氏(C)日刊ゲンダイ

「一般的に前者は20代をピークに衰え、後者は70代後半までその知能は上昇していくといわれますが、こうした知能の加齢変化は個人差が大きい。結晶性にしても流動性にしても知能が、ある年齢から一斉に低下するわけでも、誰もが同じような低下の仕方をするわけでもありません。みのもんたさんはテレビに出続けることで、それらがほかの人よりも長く維持できたのだろうと思います」

 実際にみの氏がどのような点で衰えを実感したのかはハッキリしないが、一般の人が会話のテンポが周囲と合わなくなる理由でまず考えられるのは体の衰えだ。

 最近の研究で体の老化は徐々に衰えるのではなく、ある時点で一気に進むことがわかっている。

「生活機能で見た場合、女性は緩やかに年を取りますが、男性の多くは60代で急速に衰えます。それでも2割くらいの男性はすごく元気です。しかし70代後半になると、その2割の男性もやはり急速に衰えてくるのです」

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