脳梗塞を疑うポイント3つ 1つでも突然起こればすぐ救急車

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 しかし、これも脳梗塞が疑われる。脳の血管に詰まった血栓(血の塊)が小さく、いったん脳血管が詰まっても、その後、血栓が流れて血管の詰まりが解消されるため、すぐに症状が治るのだ。

「しかし、本格的な脳梗塞を起こす前触れです。早ければ数日から1週間以内に脳梗塞を起こすかもしれない。やはりすぐに病院を受診してください。何が原因で血管が詰まったのかを調べ、それに応じた薬物療法を行います」

 脳梗塞には、3つのタイプがある。心臓にできた血栓がポンと脳に飛んで脳の太い血管が詰まる「心原性脳梗塞」、脳の太い血管が動脈硬化を起こして細くなったり詰まったりする「アテローム血栓性脳梗塞」、脳の細い血管が詰まる「ラクナ脳梗塞」だ。

 心原性脳梗塞は心房細動などの不整脈が原因で、アテローム血栓性脳梗塞やラクナ脳梗塞は動脈硬化と関係がある。

3 / 4 ページ

関連記事