毎日大さじ1杯!腸活みそ料理

人参と生姜のみそドレッシング 視力、性機能の衰えを撃退

お好みの野菜をたっぷりと!今回は松の実をトッピング(提供写真)

 私は料理で塩を使うことがほとんどありません。どんな料理でも、「しょっぱさ」が欲しいときには、みそを使います。料理に合わせて風味の異なるみそを使い分けます。ですから私のキッチンには、専門店で購入したもの、みそ蔵から取り寄せたもの、手作りのものなど、15から20種類のみそが常備されています。

 大豆やひよこ豆を使った手作りのみそは、つくってから2、3カ月でも食べられますが、やはり6カ月以上は寝かせます。しかし、みそ自体は寝ているわけではありません。寝るどころか活動的な発酵、熟成の時間で、この時間が重要なのです。

 その過程において乳酸菌、酵母をはじめとするいわゆる善玉菌が産生されるばかりか、多種多様な栄養素が蓄積されます。味も深まります。

 みそは、人間に必須の塩分、おいしいと感じる「しょっぱさ」と風味以外に、豊富な栄養も提供してくれるスーパーフードなのです。

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関由佳

関由佳

専門は内科、予防医学。2013年ニューヨークの料理専門学校(Natural Gourmet Institute)で資格取得。著書に「毎日食べたい!腸活みそレシピ」ほか

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