独白 愉快な“病人”たち

大泉逸郎さん9年前に脳梗塞「仲良く付き合っていくしか」

大泉逸郎さん(提供写真)

■歌うこととサクランボ作りが元気の源

 手術の後の回復過程も、それほど大変じゃなかったよ。

 ただ、左胸のところがポコッと出てるから、温泉とか行って裸になって、見る人が見たら「ああ、あの人ペースメーカー入れてるな」ってわかるよね。

 このペースメーカーは10年ぐらいしかもたないらしくて、この2月に交換する手術をしたんだよ。

 だから、あと10年したら、またやることになるみたいだね。

 脳梗塞で入院して、退院したのは3月3日。それで、3月31日にはもう歌の仕事に復帰してコンサートをやった。今もだいたい1年に1枚のペースで新曲を出して、キャンペーンで全国あちこちに呼ばれたら歌ってるんだ。

 歌だけじゃなくて、普段は山形でサクランボを作ってるからさ。毎日、朝から女房と2人で畑行って、サクランボの手入れして、疲れたら畑の中にセットしてあるいろり端で休んでお茶の一杯も飲んで、歌も歌ったりして(笑い)。

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