中高年の正しい眠り方

夕方にうとうとすると夜の睡眠の質が下がって疲れがとれない

「うとうとする場所」に座らないこと

 就寝時に深部体温をきちんと下げて、成長ホルモンをしっかり分泌させるためには、まず夕方や早い時間帯にうとうと居眠りしないようにしましょう。うとうとするのが習慣になっている人は、リビングのソファでテレビを見ながら……といったように、いつも決まった場所で居眠りしているケースがほとんどです。「その場所に座ったらうとうとする」という行動を脳が記憶しているので、眠くなかったり疲れていない時でも、決まった場所に座るとうとうとするようになってしまうのです。

 本当に疲れていてどうしても居眠りしてしまう……といった場合は仕方がありませんが、そうでない日は「うとうとする場所」に座らないようにしてみてください。その場所に座らなければ、うとうとを防ぐことができます。まずは1日だけでもいいので試してみて、“すごく眠い状態”で就寝すると、翌朝には「やっぱりしっかり眠ると調子がいい」と実感できるはずです。

 次回は就寝時に深部体温をきちんと下げる方法についてお話しします。

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