肝臓と肺に加え、この4月からは5個までのリンパ節転移についても、定位放射線治療が保険適用に。より負担の軽い治療が可能になっています。骨転移の痛みなどは、放射線がとても有効です。
ステージ4でも、打つ手があるのが大腸がんですが、できるだけ早期発見するに越したことはありません。鳥越さんはトイレで異変に気づいたことがキッカケのようで、ステージ2。早期発見のカギとなる便潜血検査は受けておらず、いまも元気に活躍されているのは不幸中の幸いでしょう。
しかし、不幸中の幸いはすべての人に当てはまることではありません。確実に「幸い」をつかむには、毎年必ず便潜血検査を受けること。それに尽きます。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵