コロナ第2波に打ち勝つ最新知識

コロナ感染拡大の主流は空気感染ではないのか 学会で講演が

空間を共有するだけの休憩室でも感染の危険が…(C)PIXTA

 接触感染の経路は目、鼻、口の粘膜で割合の大きいのは鼻。普通に触っても粘膜でない鼻前庭部にとどまるため感染することはなく、多くの人が同時に感染するクラスターはありえないという。

 公衆衛生に詳しい岩室紳也医師は「飲食を伴う場所でクラスターが多く発生していることは明らかなので、接触感染ではクラスターは発生しないというのはどうかと思うが、空気感染と予防対策が同じエアロゾル感染を否定はしない。日本では、エアロゾル感染という言葉でその可能性が広く伝わっており、その知識が『3密回避』や『換気』などの対策に生かされているという。しかし、暖房が欠かせず、『3密回避』や『換気』が難しくなる季節だからこそ、マスクの材質によってエアロゾルの吸入予防効果だけではなく、排出させるエアロゾルに差があることを踏まえ、マスクをするのであれば不織布マスクを選ぶ必要がある」という。

 あなたは大丈夫?

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