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大豆ミートは肉と比べてカロリーが低くコレステロールゼロ

形状はさまざま
形状はさまざま(C)日刊ゲンダイ

 大豆やエンドウ豆など植物由来のタンパク質で作られる大豆ミートの関連商品が続々と登場している。大豆ミートのソーセージやハム、ハンバーグ、カレー、そぼろふりかけなど、多種多様。スーパーなどで見かけたことがある人も多いのではないだろうか?

 ビーガンやベジタリアン向けでない飲食店でも大豆ミートを取り入れるところが出てきている。ハンバーガーチェーンのモスバーガーでは、牛ひき肉100%使用のパティを大豆ミートのソイパティに変更可能。コーヒーチェーンのドトールコーヒーショップでは、「全粒粉サンド 大豆ミート~和風トマトのソース」を販売し始めた。

 また、コンビニでも大豆ミート関連商品を買える。10月13日の豆の日(全国豆類振興会制定)にファミリーマートが発売した「大豆ミートまん」は、SNS上で「おいしい」と話題になった。

 大豆ミートが受けている理由のひとつが、体にいいということ。肉と比べるとカロリーが格段に低い。コレステロールはゼロ。しかしタンパク質はきっちり取れる。大豆やエンドウ豆が原材料なので、食物繊維も豊富。女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをする大豆イソフラボンも摂取できる。大豆イソフラボンは、肌の新陳代謝を促進したり、髪のツヤやハリを保ったり、コレステロールの増加を抑えて動脈硬化を防いだりと、うれしい働きがいくつもある。

 とはいえ、「本当においしいの?」と疑心暗鬼の人もいるだろう。実は記者もそうだったが、おろしショウガとおろしニンニクがたっぷり入った醤油ダレにブロックタイプの大豆ミートを漬け込み、カラリと揚げた鶏の唐揚げ風を食べて、印象が変わった。大豆ミートに醤油やおろしニンニクなどの下味を吸わせ、タマネギやパン粉、卵、小麦粉などと練って丸めて焼いたハンバーグも、違和感なくおいしくいただけた。

 摂取カロリーやコレステロールを減らしたい人は、何回かに1回は、肉を大豆ミートに替えてみてはいかが?

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