合剤で薬の数を減らせられる患者さんに対しても、「ほかにもたくさん薬を飲んでいるのだから、糖尿病の薬だけ数を減らしても、患者さんはさしてメリットに感じないだろう」と医師は考えてしまいます。
飲み忘れ・打ち忘れがあるならそれを伝え、たとえば「薬の数を減らせないでしょうか?」「注射の打つ回数は少なければ少ないほどいいのですが、ほかのものに替えられませんか?」などと聞いてみる。たいていの医師は、飲み忘れ、打ち忘れを頭ごなしに怒ることはしませんよ。
そしてもうひとつ。楽観的志向の人は、なぜ薬が必要なのかを、いま一度考えてみるべきです。
進化する糖尿病治療法