独白 愉快な“病人”たち

目に針先が迫ってきて…播戸竜二さん翼状片の手術を振り返る

播戸竜二さん(提供写真)
播戸竜二さん(元プロサッカー選手・サッカー解説者/41歳)=翼状片

 2020年11月に「翼状片」という病気で目を片方ずつ、計2回手術しました。手術時間は30分ぐらいで、入院する必要もなかったので、初めに右目を手術した日には、夜に人に会う予定を入れていました。一応、先生にも「行って大丈夫ですか?」と確認してOKだったので行く気マンマンだったのですが、終わってみたらそれどころじゃなくて、予定はキャンセル……。その日は昼間からカーテンを閉め切って部屋で寝ました(笑い)。

 翼状片が分かったのは約15年前になります。2006年ごろ、目頭側の白目が充血するようになったのです。

 朝起きた時点から赤くて、練習終わりはさらに赤くなるので、眼科を受診したら「翼状片」と診断されました。

 この病気は、白目の結膜が異常に繁殖して黒目(角膜)の上にかぶさるように膜が広がる病気です。重症化すると乱視になり、視力が低下するといわれています。

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