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長引く新型コロナ後遺症…ワクチンで症状が軽減した人4割

レストランの中を通り抜ける人たち(ニューヨーク)/(C)ロイター

 専門家によれば、多くの後遺症は体内に残ったウイルスの粒子で引き起こされているとのこと。理論的には、ワクチンで強化された免疫によってこうした粒子が除去されれば炎症が治まります。もしそうならコロナワクチンは後遺症の治療薬としても使えることになります。

 しかし後遺症の中には、コロナ感染で過剰に反応した免疫システムが原因になって引き起こされているものもあり、この場合はワクチン接種直後は症状が軽減しても、長期的な解決にはならないそうです。

 いずれにせよ後遺症に苦しむ多くの人にとっては朗報として受け止められています。今後、ワクチンがコロナ後遺症にどう影響を与えているのか、さらなる研究も待たれています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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