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脳<上>萎縮を遅らせる7つの習慣とワーキングメモリー訓練法

料理は「前頭極(10野)」を鍛える

 最近は脳の研究が進み、脳の萎縮を遅らせるにはどうすればいいかが、かなりわかってきているという。その「脳を鍛える」ための行動、生活習慣のポイントを列挙すると、次のようなことだ。

◆一時記憶に関わる「ワーキングメモリー」を鍛える。
◆脳の働きを活性化させる「ブレーンフード」を豊富に取る。
◆週に最低1時間は「有酸素運動」を行う。
◆美しいものに触れ、「感動する時間」を持つ。
◆「自分の好きなこと」をして、脳を喜ばせる。
◆1日トータルで7時間の「睡眠」を確保する。
◆規則正しい生活をする。


 最初に挙げられている「ワーキングメモリー」とは、一時的な記憶が保存される脳の場所のことだ。脳は同じような大きさ・数・並び方をしている細胞をひとまとめにして、「52の領域」に分けられる。ワーキングメモリーは大脳の前方にある前頭葉の「46野」で働いている。

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