歯を白くする「ホワイトニング」は体や歯に害はないのか? 中高年男性の希望者も増加中

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 近年、健康意識の高まりから口腔ケアへの関心も強くなり、歯を白くする「ホワイトニング」が注目されている。女性だけでなく、中高年男性が施術を受けるケースも増えているという。歯へのダメージはないのか。小林歯科医院副院長の小林友貴氏に聞いた。

 ホワイトニングとは、歯を削らずに専用の薬剤を使い、さらにレーザーを当てて科学的に歯を漂白する施術だ。

 学術的に効果が認められている薬剤を使用する施術を行えるのは、歯科医師または歯科衛生士の資格を持つ者に限られるが、基本的には美容目的で「治療」には当たらないため、健康保険の対象にはならない。

 大きく2つの方法があり、歯科医院での施術は「オフィスホワイトニング」、歯科医の指導の下で本人が自宅で行う方法は「ホームホワイトニング」と呼ばれる。

 費用は全額自己負担でまちまちだが、前者は3万~7万円ほどでメンテナンスのために定期的な通院が必要になる。後者は総額2万~3万円程度が一般的だ。

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