ワクチン接種とも関係あり?コロナ禍で「帯状疱疹」が増加している

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 こう話すのは、日大医学部板橋病院皮膚科助教の葉山惟大医師。 

 帯状疱疹は水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスで起こる。水ぼうそうが治った後もウイルスは神経節に潜伏。加齢、過労、ストレス、体調不良などで免疫力が低下すると活性化し、帯状疱疹を発症する。

「コロナ発症で体力が落ちることは十分に考えられますし、コロナ禍でストレスが増えた人は多いでしょう。外出制限や在宅勤務で運動量が減れば体も弱る。ワクチン接種後、体調不良に襲われる人も珍しくない。コロナやコロナワクチンで帯状疱疹が増えているとすれば、これらの免疫力低下が原因だと考えられます。ただし、海外からはワクチン接種後に、ほんのわずか帯状疱疹のリスクが上がるという報告もあります。しかし、重症化はしないのでそれほど心配はないと思います」(葉山医師=以下同)

■痛みを伴う水膨れができたら2~3日以内に受診

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