秒速薬膳でアッという間に健康に

過敏性腸症候群は春菊・ゆず・ジャガイモを組み合わせて対策

香り肉じゃが(提供写真)

 脾は飲食物の消化・吸収をつかさどる臓器です。過敏性腸症候群は、肝の不調が脾のこれらの機能を阻害しているために起こります。この場合、脾の働きを整えるだけではなく、根本の問題となる肝をケアする食養生が重要になってきます。

 症状の改善のためには、まず肝の働きをスムーズにする食材を取り入れましょう。おすすめは春菊。肝の働きをサポートし、滞った気の巡りを改善して穏やかな気持ちにさせてくれます。ストレスによる不眠や、寝ても夢ばかり見て疲れが取れないといった症状にもよい野菜です。

 そのほか、野菜ではセロリ、三つ葉、青じそなどの香り野菜、大根なども改善に役立ちます。

 また、かんきつ類も肝の機能を高めて、気を巡らせてリラックスさせる効果があります。

 おすすめはゆず。食欲不振や胃の不調も改善してくれるので、搾り汁や皮を料理にこまめに使うのがいいでしょう。

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池田陽子

池田陽子

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

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