コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー

乳幼児の昼寝を見守る「CCSセンサー」うつぶせ寝を検知する

写真はイメージ

「CCSセンサー本体は、長さ50ミリ×幅50ミリ×厚さ21ミリの大きさで、子供のオムツのバンド(腹部)の部分に取り付けて使用します。本体には『体動(加速度)センサー』が内蔵されていて、体の向きを計測・記録し、うつぶせ寝などを警告してくれます。また、腹部の皮膚と接する部分には体温センサーがあり、『発熱予測』を行うことも大きな特徴です」

 CCSセンサーで得られた子供たちの午睡状態は、施設内のタブレットやパソコンで一括管理できる。クラス単位での管理も可能だ。寝ているときの体の向きは、あおむけ、うつぶせ、右向き、左向きの4方向で表示され、うつぶせになるとアラームが鳴る。これらのデータは、時系列で午睡チェックシートに自動で記録される。

 発熱予測とは、発熱などの体調不良を起こす前日に保育士の端末にアラートとして表示する機能になる。

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