健康マーカーを知る

血糖値(上)過去3年分のHbA1C数値が上昇傾向なら要注意

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 食品には血糖値を上げやすいものと、いくら食べても上がらないものがある。その違いを正しく知っておくことが、血糖値を低く維持するために重要になる。しかし、いまだに肉や肉の脂身が血糖値を上げると信じている人がいる。それが大きな間違い。血糖値を上げるのは糖質を多く含む食品で、主に次の4種類になる。

①炭水化物(米、小麦、そば、トウモロコシなど)
②でんぷん(いも類、ニンジン、カボチャなど)
③砂糖を使う食品(お菓子、ケーキ、清涼飲料水など)
④フルーツ

 うどん、パスタ、そば(十割そば以外)、ラーメンなどの麺類は小麦から作られている。麺類をよく食べるという人は、週1回にするなど頻度を減らした方が無難。血糖値を上げないためには、1日当たりの糖質摂取量200~250グラム、炭水化物のエネルギー比率50%が当面の目標になる。次回は、それを達成するコツを紹介してもらう。

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