まぶたの重だるさ、頭痛、肩凝り…原因は「眼瞼下垂症」かもしれない

「腱膜前転法」の手術前(上)と術後6カ月(下)/(古田淳院長提供)

 生まれつき(先天性)のものと後天性のものとがあるが、多数を占めるのは後天性。「ハードタイプのコンタクトレンズを長年装着している」「目をしょっちゅうこする」「目を酷使する仕事に就いている」などがあると、起こしやすい。

 主な自覚症状は、まぶたの重だるさや見えづらさ、頭痛や肩凝り。眉の位置が上がる、額のシワが深くなる、二重の幅が広がる、左右の目の大きさが違う、目がくぼむなど容貌の変化もある。まさに、記者だ。

「自覚症状があり、日常生活に支障が出てきたと感じる人は、眼科もしくは形成外科に相談することをお勧めします。まぶたの下がり具合、まぶたの動く距離を計測し、眼瞼下垂症を診断します。後天性の眼瞼下垂が頭痛や肩凝りの原因となっていることもあり、それらが治療で解消した患者さんもいます」

■治療で「生活の質」がアップする

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