寝苦しい梅雨でもぐっすり眠るために意識したい「3つのポイント」

写真はイメージ

③光

「夏至」は日の出から日の入りまでの時間が最も長い日で、今年は6月21日にあたる。夏至を迎えるまでは徐々に日が長くなり、夏至を過ぎるとだんだん短くなっていく。

「つまりこれから6月末までは、太陽が昇って明るくなる時刻=朝が早くなるということです。雨天で太陽が隠れていても明るくなるのは同じです。われわれは目を閉じていてもまぶたを通して光を感じる。光を感知すると脳は『朝が来た』と判断して睡眠深度を浅くする。その結果、窓から漏れる光のわずかな差し込みだけでも質の良い睡眠を妨げてしまう。仮に普段は朝6時に起きている人が4時に光を浴びると、質の高い睡眠の時間が2時間ほど減ってしまうのです」

 過去の研究では、街灯の差し込み光や豆電球程度の明かりでも光を感知して睡眠の質を低下させるという報告もある。

4 / 5 ページ

関連記事