それだけでなく、内臓脂肪を減らす働きがあることも報告されています。
BDNFは神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させる脳由来の神経栄養因子です。運動により多く発現し、骨格筋細胞の脂肪酸酸化を促進することがわかっているほか、心筋梗塞後の運動能力の低下改善作業があることが報告されています。
ほかにも血管新生や心保護作用のあるNDNFなどさまざまなマイオカインが発見され、研究が進められています。
年をとったから激しい運動ができないので運動しても意味がない、というわけではないのです。
(弘邦医院・林雅之院長)
健康の「素朴な疑問」