最近、AIと呼ばれる人工知能が搭載された補聴器が各メーカーから発売されています。
アメリカのメーカー「スターキー社」のAI搭載機種は、1時間に5500万回、1日換算すると10億回もの自動調整に加えて、「もっと聞きたい」ことを簡単な操作で伝えることで、AIをコントロールすることもできます。
操作は耳につけた補聴器を軽くトントンと叩くだけ。
センサーとAIが動きだし、10~15秒前の音の環境を分析して適切な音にしてくれます。どんなシーンにあっても、クリアでバランスの取れた音声を正確に耳に届けてくれるのです。
私がこのメーカーを興味深く思うのは、補聴器を単なる補聴器と捉えず、スマホやパソコン機器と同じ、情報を介助する機器「パーソナルアシスタント」と捉えている点。その立場での製品開発は、補聴器の未来に大きな影響を与えると考えています。
認知症を予防する補聴器のすべて