高齢者の正しいクスリとの付き合い方

投与量の調節が大ざっぱな経口糖尿病薬は低血糖を起こしやすい

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 糖尿病は生活習慣の改善や薬物療法によって十分コントロール可能な病気です。逆にコントロールが不十分だと、将来的に動脈硬化や腎不全など合併症の原因になってしまいます。ご自身に処方されているクスリの種類と、それはどのような効き方をしているのか、そして低血糖やシックデー時の対処法を十分理解して、安全かつ効果的に治療していきましょう。

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東敬一朗

東敬一朗

1976年、愛知県生まれの三重県育ち。摂南大学卒。金沢大学大学院修了。薬学博士。日本リハビリテーション栄養学会理事。日本臨床栄養代謝学会代議員。栄養サポートチーム専門療法士、老年薬学指導薬剤師など、栄養や高齢者の薬物療法に関する専門資格を取得。

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