赤ちゃんが泣きやまず、なかなか寝つかないことは、親御さんにとっても大きなストレスでしょう。これまで、赤ちゃんを寝かしつけるには、おんぶや抱っこをしたり、ゆりかごに乗せて揺らすといった方法が伝統的に用いられてきました。
しかし、このような方法が本当に効果的な寝かしつけ方なのかについては研究データが限られていました。
そのような中、赤ちゃんを寝かしつける方法について検討した研究論文が、生物化学の専門誌「カレントバイオロジー」の電子版に2022年9月13日付で掲載されました。
日本とイタリアで行われたこの研究では、生後0~7カ月の乳児21人(平均3.34カ月)とその母親(同35.81歳)が対象となりました。母親は、自分の赤ちゃんを「抱っこして歩く」「抱っこして座る」「ベビーベッドに置く」「ベビーカーに乗せて動かす」の4つの動作をランダムに行い、赤ちゃんの状態が比較されています。
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