高齢者の正しいクスリとの付き合い方

一番おすすめできる睡眠薬「オレキシン受容体拮抗薬」はクセにならず効果も期待

“自分に合ったクスリ”を選択することが重要

 睡眠は生命にとって必要不可欠なものです。不眠症でまず行われるべきなのは、生活リズムの改善などの非薬物療法で、それでも不眠が続く場合に、初めて薬物療法が選択されます。不眠症と言っても、その特徴は人それぞれです。最も効果的かつ安全性の高い“自分に合ったクスリ”を選択することが重要で、そのためには主治医としっかりコミュニケーションをとる必要があります。結果的に良好な睡眠が得られるようになるとよいですね。

3 / 3 ページ

東敬一朗

東敬一朗

1976年、愛知県生まれの三重県育ち。摂南大学卒。金沢大学大学院修了。薬学博士。日本リハビリテーション栄養学会理事。日本臨床栄養代謝学会代議員。栄養サポートチーム専門療法士、老年薬学指導薬剤師など、栄養や高齢者の薬物療法に関する専門資格を取得。

関連記事