そこで研究者らは、穀物が脳に悪いのではなく、うどんやそうめんなど単体で食べることが問題ではないかと考え、食の多様性に着目し、さらに研究。すると、さまざまな食品群をバランスよく食べている、つまり食の多様性が高い人ほど認知機能が下がりにくいことがわかったのです。
卵かけご飯を食べる人より、ご飯、納豆、卵、煮物、魚、具だくさん味噌汁とおかずがたくさんある方がいい。認知症リスクを下げるには何を食べればいい──? シンプルな答えとしては、いろんなものをバランスよく、となるかもしれません。
第一人者が教える 認知症のすべて