乃木坂、ももクロ…日本列島「インフル禍」で続々ダウンの怪

乃木坂48の生駒里奈、ももクロの有安杏果/(C)日刊ゲンダイ
乃木坂48の生駒里奈、ももクロの有安杏果/(C)日刊ゲンダイ

 昨年末から芸能界をインフルエンザが席巻している。ザッと挙げただけでも、「乃木坂46」の生駒里奈(19)、「NEWS」の小山慶一郎(30)、「ももいろクローバーZ」の有安杏果(19)、「w-inds.」の橘慶太(29)、「SEKAI NO OWARI」のDJ LOVE(29)……。

「通常、インフルエンザのピークは1月。ところが12月から大流行している」と話すのは、作家で、米山医院院長の米山公啓医師だ。

「東京・あきる野市にある当院では、年末年始の休日診療中、多い時では1日100人超の患者さんのうち、80人がインフルエンザでした。この周辺では12月中旬から下旬にかけて、学級閉鎖になる学校がいくつもあった。子供たちが感染し、年末年始で家族みんなが感染・発症したケースがほとんど」

 患者の中には、すでにワクチン接種を済ませていた人も多かった。

「『ワクチンの型と今年流行の型が違うのでは』という話は、ほかの医師からも聞いています。また、インフルエンザは38~40度の高熱が特徴のひとつですが、そこまで高熱でない患者も、検査をすると陽性反応が出る人が少なくなかった」

 対策として、うがい、手洗い、マスクは基本だが、インフルエンザの場合、それだけでは十分とはいえないことも。

「特に家族に発症者が出た場合、インフルエンザの薬の予防投与を検討するのもひとつの手。吸入薬を2日に分けて服用すれば、一般的に予防効果が2週間持続します」

 自由診療とのことだが、背に腹は代えられないだろう。