知らなきゃ損!

顔のむくみを楽々解消

 Wさん(40)は毎朝、顔がむくむ。酒を飲んだ翌朝は一層ひどい。冷タオルと温タオルを交互にあてて対処するが、むくみはなかなか引かず、時間もかかる。何かいい方法はないかと、雑誌などでも活躍するメーキャップアーティストの鈴木翠さんに聞いた。

「マッサージでリンパ液の流れをよくすると、むくみにくくなりますよ」

 リンパ液は体のあちこちを流れている。これがきちんと流れず、皮下で滞ると、その部分がむくむ。夜は体を横にして寝ているので、朝は顔がむくみやすい。

「血行が悪い人は、リンパ液の流れも滞りやすいんです。(Wさんの肩を触り)ものすごく凝っていますね! 肩や首の凝りがひどいのは、筋肉が収縮しているから。ギュウッと縮まっているので、血液もリンパ液も流れが悪くなります。マッサージをしてリンパ液を流れやすくするといい」

 やり方は簡単。両手の指で耳たぶの後ろから耳の下を通り、首、鎖骨、胸へと心地よい圧を加えながら指を滑らす。適度に押していくのもいい。肩や首の凝りは指でほぐし、ワキの下は握りこぶしでグリグリ押す。

「顔にもリンパ液は流れていますが、自己流でマッサージするとシワができることがあるので、避けた方がいいでしょう」

 マッサージオイルを使うと、指が皮膚を滑りやすくなるのでベター。

 Wさんはリンパマッサージを毎日するようになってからこの1カ月、一度も顔がむくんでいない。友人からは「顔色がよくなった。ツヤツヤ!」と褒められた。鈴木さんによれば「リンパマッサージで、ほうれい線が消えた人も」とのこと。

 ただし、むくみには病気が原因のものもあるので、続く場合は、病気ではないことを確認してから始めたい。