知らなきゃ損!

ドラマの“一気見”が健康を害する!?

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 今週末は部屋にこもって、見たかったドラマを“一気見”しよう――。録画、レンタル、ストリーミング配信など、長編ドラマをまとめて視聴できる環境が広まったことで、そんな休日を過ごしている人も多いだろう。

 連続ドラマを丸ごと一気に視聴する行為を、米国では「ビンジ・ウオッチング」と呼んでいる。だが、こうした“一気見”は健康に悪影響を与えるかもしれない。

 米テキサス大学の報告では、調査に参加した316人中237人がビンジ・ウオッチングをしていて、していなかった人に比べると、自己抑制力が欠如している人や、憂鬱感、孤独感が強い人が多かったという。

 また、トレド大の研究では、参加した408人のうち77%が1日平均2時間以上テレビ視聴していて、そのうち35%が「ビンジ・ウオッチャー」であると認め、「テレビ依存症」だと自認する人も多かったという。

“一気見”が健康を害するというハッキリした根拠は示されていないが、米国では、精神的・身体的疲労や肥満などの健康問題はビンジ・ウオッチングと関連性があるという意見もある。

 たしかに、部屋にこもってジャンクフードやスナック菓子をつまみながら、体も大して動かさずに長時間ドラマを見続けるのは、健康的とは言い難い。ドラマにハマって他のことが手につかなくなれば、仕事や人間関係に悪影響を及ぼす可能性もある。

 何事も過ぎたるは及ばざるがごとしだ。