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我が子は大丈夫? 子供の適切な睡眠時間は「8時間以上」

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 アナタの子供はしっかり眠れているだろうか?

 米国睡眠医学会が、生後4カ月から18歳までの子供の睡眠時間に関する指針を発表。子供の睡眠時間と健康との関係について調査した研究など864の文献を検証し、年代ごとに推奨される1日当たりの睡眠時間をまとめた。4~12カ月は「12~16時間」、1~2歳は「11~14時間」、3~5歳は「10~13時間」、6~12歳は「9~12時間」、13~18歳は「8~10時間」の睡眠時間が望ましいという。

 同学会は「日常的に上記の睡眠時間を確保することで、注意力や行動、学習、記憶、情動のコントロールなどが改善され、精神面だけでなく身体的にも健康状態が良くなる」と説明している。

 日本では、厚労省が「睡眠指針2014」をまとめ、適切な睡眠時間を「10代前半までは8時間以上」としている。しかし、日本小児保健協会の調査では、1歳6カ月児、2歳児、3歳児、4歳児、5~6歳児のすべてで22時以降に就寝する割合が増えているという。

 夜更かしは睡眠不足につながり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やうつ病になるリスクが高まると報告されている。

 子供は親の生活習慣から大きな影響を受ける。まずは親から“早寝早起き”を実践してみては。