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ヨーグルトで腸内環境を整え風邪対策!漬物にも利用できる

朝食にヨーグルトをプラス
朝食にヨーグルトをプラス

 気温の変化が大きく、体調を崩しやすい季節の変わり目は、免疫力を高めることを心掛けたい。 そして免疫力といえば、腸内環境だ。腸の中には善玉菌、日和見菌、悪玉菌といったさまざまな菌が存在し、理想的なバランスを保つことが腸内環境を良くすることにつながり、免疫力を高める。

 腸内環境を整えるには、食生活においては、野菜やフルーツなどに豊富な食物繊維をたっぷり取り、肉など動物性食品を取りすぎないようにする。乳酸菌が豊富に含まれるヨーグルトも、腸内環境を整える食品として知られる。朝食や小腹がすいた時に、ヨーグルトを適量、食べるようにしてはいかがだろう。

 ヨーグルトには脂肪入り、低脂肪、無脂肪があり、一般的なものでカロリーは脂肪入りが62キロカロリー、低脂肪が45キロカロリー、無脂肪が42キロカロリー(すべて100グラム当たり、無糖)。

 単純に摂取カロリーだけを考えると無脂肪がベストとなるが、たとえばドライフルーツと一緒にヨーグルトを食べる場合、ドライフルーツにはβカロテン、ビタミンE、ビタミンKなど脂溶性ビタミンも含まれている。

 これらは脂肪と一緒に摂取したほうが吸収率が良くなるので、低脂肪・無脂肪のヨーグルトより、脂肪が入った物を選んだほうがいいだろう。βカロテンやビタミンEは抗酸化作用に優れ、老化を遅らせる働きがある。ビタミンKは骨のタンパク質を活性化し、骨の形成を促すことで知られており、骨粗しょう症の治療薬にも使われている。

 ヨーグルトの表面にたまる水分、ホエーは、乳成分の一部。水溶性のビタミン、ミネラル、タンパク質などの栄養成分が含まれているので、捨てないように。大根、ニンジン、キュウリを薄切りにし、塩を振ってしばらく置いて水気を切ったものを、ニンニク、ショウガ、唐辛子と一緒にホエーに漬ければさっぱりした漬物ができるのでオススメ。

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