今日何食べる?

紫外線が増える春にはビタミンC豊富なイチゴで免疫力アップ

イチゴはビタミンCが豊富
イチゴはビタミンCが豊富

 東京ではコートが必要ないくらい暖かい日が来たと思ったら、翌日には体が縮こまるほど寒い日が来たりと、まさに三寒四温が続いている。梅が美しく咲き、桜のつぼみがほころび、暦の上だけでなく、体感的にも春はもう間近だ。

 春に旬を迎える果物のひとつが、イチゴ。今はさまざまな品種のイチゴがあるので、品種によっては異なるが、一般的に3月から4月くらいのイチゴが最も甘くて香りが良いといわれる。

 ちなみに、イチゴがスーパーなどにたくさん並ぶのは12月から2月くらいにかけてだが、それは農家の方たちの努力のおかげ。露地物は春後半に登場し、おいしく、値段も安い。

 イチゴはビタミンCが100グラム当たり62ミリグラムとレモン果汁より豊富で、風邪予防や免疫力アップ、シワ・シミ対策が期待できる。紫外線が増える春にはぴったりの食べ物だ。

 喫煙者は、1本のたばこで1日の必要なビタミンC量の約半分が失われる。イチゴを含め、ビタミンCが豊富な食品を積極的に取った方がいい。

 漢方の面から見ると、イチゴは喉を潤し、喉の痛みや空咳を鎮め、体にこもった余分な熱を冷ます。気の巡りを良くし、また、食欲不振、消化不良を改善するなど胃の働きを良くする作用も期待できる。

 イチゴを買うときは、鮮やかな赤色で、ヘタがみずみずしく、イチゴの粒々(実はこれがイチゴの果実。粒々は種ではない)がはっきりしているものを。

 イチゴのビタミンCはヘタの周りに多く含まれているので、ここを包丁で切り落とすともったいない。手でヘタの葉の部分だけを優しくつまんでねじり取るといい。

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