芸能人も“悶絶”で名言多数…「尿路結石」どんな人が要注意?

サンド富澤は「ラオウに秘孔つかれたレイの気持ち」と表現/(C)日刊ゲンダイ
サンド富澤は「ラオウに秘孔つかれたレイの気持ち」と表現/(C)日刊ゲンダイ

 尿路結石で手術を受けたサッカー元ブラジル代表のペレ(74)が、いったん退院するも、現地時間24日に再入院した。

 尿路結石は尿路にできた石のこと。どこに石ができたかによって「腎結石」「尿管結石」「膀胱結石」など名前が変わる。芸能人の間でも経験者は多く、特徴である「七転八倒するほどの痛み」をさまざまな言葉で表している。

 たとえば漫才コンビ「笑い飯」の西田幸治は「地獄の痛み」、同じく漫才コンビ「サンドウィッチマン」の富澤たけしは「(人気漫画『北斗の拳』の)ラオウに秘孔をつかれたレイの気持ち」、俳優の川崎麻世は「ベッドの上で意識が遠のいて気絶しそうだった」などだ。

 男性の7~10人に1人が発症するといわれている。「肉が中心で、コッテリした味付けを好む人は要注意」と指摘するのは、神奈川県・宮本町中央診療所の尾上泰彦院長(泌尿器科専門医)だ。

「動物性脂肪、タンパク質、塩分、糖分の取り過ぎは、尿中の結晶成分を増やし、結石を大きくし、発作のリスクを高めます。特に夕食にこれらの食事を頻繁に取ると、発症につながりやすい。結晶成分は食後4時間のあいだ分泌し続けますが、睡眠中は動かず、水分を取らず、排尿もしないので、尿が濃縮するからです。また、尿酸値が高い人や睡眠時無呼吸症候群がある人も、尿路結石ができやすい」

 衝撃波を体外から当てて結石を砕き、尿と一緒に排出する外来での治療が中心だが、進行すると入院が必要な外科手術になる。腎臓摘出になる人も……。高リスクの人は、すぐに生活改善を。

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