塩分4%減と同様効果 注目のお酢を毎日摂る場合の注意点は

なかでもリンゴ酢はおススメ
なかでもリンゴ酢はおススメ

 健康診断で「血圧高め」と言われ、血圧対策を考え始めた人もいるのではないだろうか?

「最近、血圧対策で注目を集めているのがお酢です。お酢には酢酸という成分が含まれ、これは血管を広げる作用があります。毎日少量だけでも取り続けると、塩分を4%減らした時の効果に匹敵するという報告もあります」

 こう言うのは、管理栄養士の則岡孝子氏。お酢をそのまま飲むと内臓への刺激が大きすぎるが、食卓にお酢を置き、おかずなどにかけて食べる習慣をつけたり、市販の「飲む酢」を活用したりするのもいい。

 実際に日常的にお酢を取る場合の注意点や知って得することを則岡氏に挙げてもらうと――。

【カロリーに注意】

 お酢にはさまざまな種類がある。できるならカロリーが低いものを選ぼう。

「最もカロリーが低いお酢はワインビネガー。リンゴ酢や穀物酢も低カロリーです。特にリンゴ酢は飲みやすいのでおススメ。米酢やバルサミコ酢は比較的カロリーが高いので、取り過ぎには気を付けましょう」(則岡氏)

【そのまま飲まない】

 理由は、前述の通り、内臓への刺激が大きすぎるから。水や炭酸で薄めるといい。

【+αの効果を狙え】

 お酢だけで取るのもいいが、別の血圧対策にいい食品と組み合わせると相乗効果が期待できる。
「ピーナッツ酢はいかがでしょうか? ピーナッツには飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がバランスよく含まれていて、血圧上昇の原因となる悪玉コレステロールを下げたり、血管を丈夫にしたりします。さらにピーナッツの薄皮には血管を下げる作用のあるポリフェノールが含まれています」(則岡氏)

 茶色い皮付きのピーナッツをお酢に3日ほど漬ける「ピーナッツ酢」が便利。食べる過ぎカロリー過多になるので、1日20粒ほどを目安に。

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