我慢が必要なダイエットはやってはいけない…医師が警告

(C)Vadym Petrochenko/iStock

 薄着の季節になってきた。ダイエットに何度かトライしてきたが、失敗してリバウンドを繰り返している人もいるだろう。

「その大きな原因は、『維持』を考えていないことです」

 こう指摘するのは、東京慈恵医大教授の横山啓太郎医師(同附属病院腎臓・高血圧内科行動変容外来診療医長)だ。

 横山医師はダイエットを患者に指導する際、一つの方法として、「自分が太る理由として、何が問題か」と患者自身が思うことを紙に10個書き出してもらう。そして、そのうち一番悪いと思うことから順に1~10の番号をつけてもらう。

「その上で、一番悪いと思うものをやめられますか?と聞きます。できるという人には、本当に?とさらに聞きます。すると、二番目はどうかな…という声が出てきたりします」(横山医師)

 そこで勧めるのは、一番悪いと思う問題点と二番目に悪いと思う問題点を同時にやめるのは「やめなさい」ということ。それよりも、ハードルが低いものをやめることから始めるように言う。

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