「最近、立ちが悪いッス」
先日の飲み会の席で、まだ40代前半の記者がこう言ってタメ息をついた。「40歳になったばかりだろ?」と言ってはみたものの、力になれる手立てはED治療薬くらいしか思い浮かばない。
改めて、日本人のED患者数についてのデータをチェックしてみると、なかなか新しい数字が見つからない。ようやくたどり着いたのが、1998年に公表された疫学調査。それによると、「中程度のED患者数は870万人」「完全ED患者数は260万人」で、合計数1130万人という数字が残っている。
21年も前の数字とはいえ、すごい数ではないか。当時すでに、「40歳以上の3人に1人」「50、60代の2人に1人」がED患者だったのだ。冒頭の記者もレアケースではないということか。いや、少子高齢化が社会問題化している今、由々しき事態と危機感を持つべきか。
EDは陰茎の血管障害で、高血圧や糖尿病があると症状がより速く進むとされる。この20年間、これらの患者数が増えている点から察して、ED患者数も増加して不思議ではない。
ネット上では、いまや「推計1800万人」との数字もあるほどだ。
仮に再度、調査が実施されたとして、“私はEDです”とマジメに申告する男が多いとは思えないので、具体的なED症状を挙げておこう。
・全く勃起しない
・勃起時の硬さが弱い
・短時間で萎えてしまう
・一度萎えると再勃起が難しい
ご同輩、大丈夫?
からだデータ