今日何食べる?

筋トレ前後のあんこはパフォーマンスを高める効果が期待できる

写真はイメージ
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 前回に続いての「あんこ話」で恐縮だが、「体を鍛えている人」からよく聞くのが、「あんこをよく食べています」。

 腕や脚の付け根を専用ベルトで加圧し、血液量を適切に制限した状態で行う、加圧トレーニングがある。プロのスポーツ選手も通う某加圧トレーニングジムを取材した際、筋肉ムキムキのトレーナーが食べていたのが大福餅。大福餅やおはぎなどを持参し、筋トレ前後によく食べるのだとか。

 記者が通うスポーツジムでも、お腹が割れているスレンダーマッチョ女子がレッスンの合間に、ようかんなどを食べている光景をしばしば目にする。

 また、知人のパーソナルトレーナーは好物があんこ。あんこ系の菓子に目がなく、自身が運営するジムに常備している。

 体を鍛えているのに、あんこを食べていいの?

 実はいいのです! むしろ、積極的に取り入れるべき!  

 なぜなら、筋トレのパフォーマンスを高められるから。筋トレのパフォーマンスを高めるには、筋トレ前に筋肉に十分なグリコーゲン(筋肉のエネルギー源)を補給しておかなければならない。そのためには糖質を摂取せねばならず、脂質が少なく糖質が多いあんこ主体の和菓子がベターなのだ。コンビニでも買え、ぱぱっと食べられる手軽さもいい。

 取るタイミングとしては、筋トレ前なら始める30~60分前、筋トレ後なら終わって30分以内。筋トレ後はトレーニングで体内のグリコーゲンが枯渇しているので、素早く補給することで、筋肉の分解を防げる。前述のパーソナルトレーナーによれば、あんこはプロテインと一緒に取ってもいいとのこと。(和)

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