からだデータ

お風呂でできる「肩こり」改善の具体的な方法とは?

肩付近を刺激する
肩付近を刺激する

 今週は都心でも朝の最低気温がひと桁台に。近畿地方では木枯らし1号の声も聞こえ、秋深しだ。

 寒い季節が近づくと肩こりの症状が気になるオジサン世代は少なくない。ストレッチやマッサージなど、症状や対策はさまざまだが、最も手軽な対処法は“ツボ押し”か。

 ネットで“肩こりのツボ”を検索すると図解入りでいくつも出てくる。代表的なモノは「肩井」(けんせい)、「天柱」(てんちゅう)、「風池」(ふうち)などか。

 といっても素人には分かりづらいので、全日本鍼灸(しんきゅう)マッサージ師会のHPをのぞいてみた。そこには「簡単にできるツボ療法」と題して、自分でできる肩こり対策が解説付きで載っていた(全3回)。それによると――。

①血行改善のため「ぬるめの風呂で肩をジックリ温める」

②ひどい肩こりには「シャワーの温冷刺激」

③慢性肩こりには「腕の揉みほぐしが効く」

 こんなアドバイスが。一点のツボ刺激というより、お風呂やシャワーで肩付近を刺激するのがいいらしい。やり方については詳細な専門家のアドバイスが書いてあるので参考になる。

 人間のカラダには361穴の経絡があるとか。これがいわゆるツボで、1980年代にWHOがその治療効果を認め、日中韓でバラバラだったものを統一したらしい。このうち左右対称穴が309、単穴が52で、点で数えると618と52を足して670カ所ある計算か。

 かくも数が多いのでは、素人では手に負えない。治療は専門家を頼るのが間違いなさそうだ。

関連記事