セックスが痛い

サイズや肌質・体質で自分に合うコンドームは変わってくる

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 セックスの痛みとコンドームを関連付けて考える人は本当に多いと痛感しています。私は「note」というオンラインサービスで自分の性交痛体験をつづっていますが、いまだに一番読まれているのは「セックスで痛いのはコンドームが悪い?」という記事です。

 前回、話を聞いたコンドームソムリエのAiさんによれば、コンビニなどに置いてあるコンドームの種類はごくわずか。

 方法としてネットで探すのが手っ取り早いですがお店ではどうなのか。渋谷に2店舗を構えるアダルトグッズショップ「ワイルドワン」さんに聞いてみると、サイズ違いを入れれば常時80種類は置いているそう。種類を豊富に揃えるのは、ペニスのサイズはさまざまで肌質や体質も違うからです。「3個入りなどの少量パックを数種類買って、自分と相手に合うものを試してみてください」とアドバイスしてくれました。

 最近のアダルトグッズショップは明るく整理整頓されていて、特に繁華街のお店は入りやすいところが多いので利用するのもいいですね。

 前出のAiさんは独自の選び方「推しコン方程式」を考案。<推しコン=素材×サイズ×厚さ×形状×ゼリー>というもので、自分の好みやサイズをあてはめ、その条件にあった商品を探せる素晴らしいアイデアです。相手が替わるたび、自分や相手の条件をまとめると探しやすいそうですよ。

 中高年以降、性器のサイズは多少、縮小傾向にあるため、今までと同じコンドームが合わなくなることも。女性は閉経して妊娠の心配がなくなっても、女性ホルモンの減少で潤い不足になることが多く、自浄作用も低下するので膣炎も起こしやすい。ゼリーたっぷりのコンドームに切り替えるのもいいかもしれません。

 何より私自身が今まで適当にコンドームを選んでいたことを深く反省しました。もっと慎重に選ぶ知識をもらいました。

小林ひろみ

小林ひろみ

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

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