女性が性交時に痛みを感じると、自分に原因があると思いますよね。そんな時、婦人科系の病気がないか、検査に行くのが第一歩。でも診察で問題がなければ、途方に暮れてしまいます。痛いままではつらい。できるだけ解決して健やかな性生活を送りたい。でも、どうすればいいのか……。
まずは、自分が性生活の継続を望んでいるか考える。望まなければやめる選択肢もあります。ご自身がどうしたいかを大切にしてください。
子宮摘出手術などの後で、性交時の痛みと付き合わなければならない場合もあります。性生活をできれば継続したいなら、変化した体調に合わせた工夫で、楽しむことができます。私が運営する性交痛専門サイト「FuanFree/ふあんふりー」を参考にしてください。
では身体的な原因がない時は、どうすればいいのでしょう? 私のお勧めは、自分以外の原因を考えてみること。性交痛専門サイトを運営して感じるのは、女性側以外の原因も少なくない点。一部を紹介すると、体位、それも特定の体位で痛むケースがあります。そういう場合、負担のない体位によって、痛みを回避できるかもしれません。
挿入タイミングや早すぎる挿入なども痛みにつながりやすい。
コンドーム、素材によるこすれやアレルギーも痛みの原因になります。市場には100種類以上もコンドームが存在します。柔らかいアイアール素材やラテックスを使わないポリウレタン素材を選ぶなど、自分たちに合ったコンドーム選びをしてみてください。
ほかには妊娠のプレッシャー。望まないタイミングや安心できない環境での性行為。相手がコンドームを装着せず、妊娠の心配がある時。パートナーからの心ない言動など。これらはほんの一例に過ぎず、またいくつも原因が重なっていることもあります。
考えられる原因をリストアップし、ひとつずつ潰していく方法で、解決できるかもしれないのです。原因が思い浮かばなければ、先述のサイトを活用して、カテゴリーや事例などをヒントにしてください。内容によってはパートナーの協力が必要です。リストがあれば恥ずかしさも減り、一緒に話し合い、楽しく解決できると思います!
セックスが痛い