今日何食べる?

「青めのバナナ」で腸内環境を改善しストレスに強くなる

青めのものの方がレジスタントスターチが豊富(C)Povozniuk/iStock
青めのものの方がレジスタントスターチが豊富(C)Povozniuk/iStock

 トレーニング好きがしょっちゅう食べるものといえば、鶏胸肉、ブロッコリー、バナナだが、このバナナ、腸内環境を改善し、ストレス対策にもいいらしい。

腸を整えたければバナナを食べたほうがいいこれだけの理由 医師も実践している本気の腸活」などの著書がある順天堂大学医学部の小林弘幸教授によれば、バナナを2週間摂取した群の50%以上に、バナナ摂取前後の腸内環境改善効果、副交感神経活性が優位な自律神経活性促進効果、ストレス改善効果、気分改善効果がみられたという。ヨーグルトの場合、健康効果は1カ月以上食べた場合に見られ、「2週間で50%以上の人に効果」というのは、高い数値だとのこと。

 バナナは朝食べると自律神経のスイッチが入り、腸の動きが活発になる。昼であれば、エネルギーチャージに。そして夜は、夕食時に食べれば空腹感が満たされ、食べ過ぎ防止につながる。

 腸内環境改善を期待するなら、少し青めのバナナを選んだ方がいいかもしれない。

 バナナに含まれるレジスタントスターチという成分は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つの機能を兼ね備えているが、岐阜大学応用生物科学部食成分機能化学研究室の研究では、バナナが成熟していくにつれ、レジスタントスターチの含有量が減少するとの結果だった。

 手軽に食べられ、持ち運びもしやすいバナナ。これからはバッグに1本しのばせとくか。(和)

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