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モンゴルの草原に生えるネギ?「スナネギ」に思いを馳せる

羊の丸焼き!
羊の丸焼き!(C)日刊ゲンダイ

 在モンゴル日本国大使館の元公邸料理人である鈴木裕子さんが3月、「まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う」(産業編集センター)を出版。そのお祝いを兼ねて、東京・神楽坂のモンゴル料理店「草原の料理 スヨリト」で羊の丸焼きを食べた。羊の丸焼きは通常メニューではないそうだが、15人以上で予約注文できる。

 羊の丸焼きが出てくる前には、羊のショルダー串、スペアリブ串、羊の胃袋で包んだ肉団子、羊の血のソーセージ、羊のチンチンの串焼き、羊のギョーザ&シューマイ……。羊料理がいろいろ出てきて、どれもこれも「うまーい」の声続出。唯一無二の体験をしたわけだが、記者の記憶に強く残ったものがもうひとつ。それは、おかひじきのような見た目の「スナネギ」。

日本では相当レアな「スナネギ」
日本では相当レアな「スナネギ」(C)日刊ゲンダイ

 自宅に戻って調べたら、出てくる情報は「モンゴルの過酷な環境でも育つ」「砂漠に生える」「缶詰や水煮で売っている」。この料理を食べられる店は、日本では相当レアのようで、「スヨリト」のスナネギを紹介しているサイトも多数あった。

 シャキシャキして、味わいもおかひじきに近い。羊もさることながら、スナネギをもう一度食べてみたいと、「スヨリト」の翌日からずっと思っている。 (和)

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