3カ月で10キロやせるランチ術

脱・固食へ…コンビニでは毎回同じものを選ばない

 ひとりで食べる「孤食」は聞いたことがあると思うのですが、「固食」はどうでしょうか? こちらの「こ食」も、心や体の健康を阻害するものとして問題視されています。

 固い食事……? いえ、これは「固定食」。つまり、いつも自分の好きな決まったものばかりを食べること。男性に多い傾向にある食べ方だといわれています。なぜ良くないかというと、同じものばかり食べるため、栄養が偏ってしまうのです。

 コンビニランチでダイエットを意識してサラダを追加。でも、それがいつも「おむすびとサラダ」であれば、野菜は補給できますが、タンパク質が不足しがちになります。

 では、翌日に「サラダチキン(蒸し鶏)とサンドイッチ」にしたら? 野菜が不足しますが、2食を平均で見たらバランスが良くなります。

 昼食を外食に頼り、ましてや値段を抑えたいと思えば、1食で全ての栄養バランスを整えることは難しい。でも、前後の食事や2日間の食事で全体のバランスを整えれば、極端な栄養の偏りにはなりにくい。みなさん、「固食」は今日で終了しましょう!

 バリエーション豊富な食事は、さまざまな栄養素を取れるのに加え、食べる楽しみが増します。コンビニで「今日は何を食べようかな」「何か新商品出てるかな」と存分に迷ってください。

 食事を楽しみにすると、食べる前から唾液が出て胃腸が準備を始めます。胃腸が動けば消費エネルギーも上がるので、「食事を楽しむ」ことが、ダイエットにもつながるのです。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。