中華料理はメニューの種類が豊富で飽きず、ご飯が進むので私も大好きです。しかし、油の使用量も多くなるのでメニューの選び方に気をつけています。
今回は定番メニューの「麻婆豆腐」と「酢豚」の対決です。
低脂肪な豆腐はヘルシーな食材の代表格。こちらが「勝ち」と考えがちですが、麻婆豆腐で重要なうま味を担うひき肉は脂肪が多く、麻婆豆腐を想像以上の高カロリーにしています。
特に、飲食店のものは多めの油で香辛料を炒めるのが一般的。片栗粉でとじると「油ごとすべて食べてしまう」ことになります。野菜の量が少ないのも、残念なポイントです。
麻婆豆腐は、シビレと辛味の一体感が魅力。特に本場のものほど、それらが強い。ただでさえご飯が進みやすい中華料理のメニューの中でも、ご飯との相性ではトップクラスになるのではないでしょうか? 普段はご飯を食べない知人も、「麻婆豆腐の時だけは別」と言っていましたが、このご飯の食べ過ぎを招いてしまいがちなのも、麻婆豆腐を避けたい理由になります。
一方、酢豚の豚肉は部位によってはカロリーが高く、一度揚げているので注意が必要ですが、ニンジンや玉ねぎ、ピーマンなど野菜が豊富でビタミン・ミネラルも一緒に取ることができます。
豚肉はビタミンB群が豊富で、酢に含まれるクエン酸と共に代謝アップを期待できます。
噛み応えにも注目です。麻婆豆腐は軟らかいのであまり噛まずに食べてしまいがち。酢豚は、具材が大きめにカットされているため、よく噛んで食べることができます。満腹感も感じやすい。
麻婆豆腐を食べる時は、ご飯と共に口に入れずに。せめてご飯は別に、噛んで食べましょう。
健康ポイント どっちが勝ち?